ヤタゴラスの外出日記 ~山 旅 ゴルフにスポーツ観戦~

兎に角出かけるのが好き!山登りやら、旅行・ゴルフ・スポーツ観戦やら・・・ の外出記録です。

百名山制覇にトライ その81:鳳凰山(夜叉神登山口から1泊2日)

【登山日】 2019年10月27~28日

【ルート】 夜叉神登山口~鳳凰山観音岳)~夜叉神登山口

【時 間】 初 日  6:15頃登山口出発~14:15頃薬師岳小屋着

      二日目  6:00頃薬師岳小屋出発~10:00頃登山口着

【天 気】 初日:晴  二日目:晴~曇り

【麓まで】 電車・バス

【概 要】 山頂からの 白根三山の景色は見事です。またその右には仙丈ケ岳

      甲斐駒ヶ岳、振り返ると八ヶ岳、はたまた霊峰富士 と多くの山を

      望むことができます。知名度は低いですが魅力十分の山です。

【記 録】

前日夜甲府駅前のホテルに宿泊して、当日4:35分広河原行きのバスで夜叉神登山口に向かいました。本当は広河原から登りたかったのですが、2週間前の台風で広河原ルートが荒れているとの情報が有ったので、夜叉神ルートを選択しました。バスの乗客はたったの5人、2人掛けの席を使って到着直前まで爆睡することができました。約1時間後に夜叉神のバス停に到着、白みかけた空は雲勝ちだけど青空もちらほら見えました。朝食・身支度を済ませて6:15頃夜叉神登山口を出発です。

まずは、林間の小径をひたすら登って行きます。舗装こそされていませんが、段差が殆ど無い道で且つ幅も広く、体力の有る方なら自転車で上がって行けそうな感じです。1時間程登ると夜叉神峠に到着します。ここからは間ノ岳を正面に白根三山が見える筈なのですが、厚い雲が掛かって全く見えませんでした。「景色は明日の下り時に期待」としまして休憩もそこそこに出発です。そこからは登山道らしい道となるのですが、それでも段差が少ない道で極めて登り易いです。夜叉神峠から1時間半程登ってから標高で70~80m程下ると南御室小屋に到着します。ここには南アルプスの天然水が湧き出ていて極めて美味しいです! 昼食のカップラーメン用と間食のコーヒー用にペットボトルに天然水を汲んで更に登って行きます。ここから上には水場が無いので要注意です。南御室小屋出発直後に登り難い箇所が少しだけ有りますが、それ以外は登り易い事に変わりはなく、順調に登って行き、11:15頃本日の宿の薬師岳小屋に到着しました。

この日は10月下旬にも関わらず、山の上もぽかぽか陽気だったので、小屋前のベンチに陣取って、カップラーメンとおにぎりで昼食を楽しみました。カップラーメンが出来上がる前に天然水を沸かした湯を飲んでみたのですがこれもまた美味でした。また、私と同じ様に考えた夫婦連れの方がやはりカップラーメンを作り始めました。しばし歓談。

小休止を終えて、11:55頃鳳凰山観音岳)山頂を目指して再出発です。その登山ルート、一見ザレている様に見えるのですが、地面の表面がざらざらで硬くなっていて全く滑りません。2日前の未明に降ったという雪も登山道には一切残っていませんでした。小屋から30分程で観音岳に到着しました。上空はいつの間には晴れ間が広がっていて、白根三山の稜線、塩見岳仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳鳳凰三山の稜線、八ヶ岳、果ては霊峰富士まで見渡すことができました。白根三山と霊峰富士は雪を戴いていました。いつもながらの絶景に感動です。

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              鳳凰山山頂です

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              間ノ岳北岳の稜線

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          観音岳から薬師岳方面、遠くに霊峰富士

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        観音岳から地蔵岳方面、先に甲斐駒ヶ岳

 

地蔵岳まで行こうか迷ったのですが、縦走する訳でもないし・オベリスクも遠目ながらしっかりと見ることができたので薬師岳小屋に引き返しました。小屋には13:30頃に帰着し雑誌を読んだり・仮眠したりして過ごしました。当日の小屋宿泊者は定員40名に対し10名程度で、空いているを通り越して少し寂しかったです。夕食はおでん、レトルトおでんにジャガイモが入っていました。夕食後小屋の大将としばし歓談し、雑誌に目を通し、19:30頃には眠りに付きました。

ちなみに今回宿泊した薬師岳小屋、極めて綺麗で、寝具はマットレスを使っていて安眠しやすく、雰囲気はアットホームで、なかなか良かったです。マイナス面もありますがプラス面の方が遥かに多いと感じました。

翌朝は5:00頃、照明点灯と共に起床し、食事・身支度を済ませたのち日の出少し前の5:50頃に小屋を出発して、小屋の近くの見晴らしの良いスポットでご来光を待ちました。雲に浮かぶ霊峰富士が綺麗に見えましたが、ご来光は雲の影響で見えず・・・。諦めて下り始めました。下りも歩き易い登山道のお蔭で順調です。順調過ぎて太股の筋肉がパンパンになってしまう程でした。途中南御室小屋でタップリ水を汲み、9:00少し前に夜叉神峠に到着しました。期待の白根三山の眺望はというと間ノ岳周辺の稜線だけが見え他は雲も向こう。少し経ったら雲が晴れるか?と期待しながら、コーヒーを飲みながら40分程粘ったのですが、反対に夜叉神峠に霧が掛かり始めてしまいました。頂上で眺望を楽しめたことも有り、ここで諦めて峠を後にし10:00頃登山口に戻りました。

下山後の楽しみにしていた夜叉神ヒュッテの風呂が10:15頃から営業を始めたので直ぐに入浴し、その後11:00発のバスで甲府駅へ向かい、甲府駅前でほうとうを頂き、この日から運転を再開した中央線特急を使って、中央線・武蔵野線東北新幹線で17:00前に郡山に到着しました。