ヤタゴラスの外出日記 ~山 旅 ゴルフにスポーツ観戦~

兎に角出かけるのが好き!山登りやら、旅行・ゴルフ・スポーツ観戦やら・・・ の外出記録です。

百名山制覇にトライ その94:空木岳(千畳敷~空木岳~菅の台 1泊2日)

【登山日】 2021年9月13~14日

【ルート】 中央アルプス千畳敷空木岳~菅の台登山口

【時 間】 初 日  8:30頃千畳敷駅出発~15:30頃木曽殿山荘着

      二日目  5:25頃木曽殿山荘出発~12:00頃菅の台登山口着

【天 気】 初日:晴  二日目:晴~曇り

【麓まで】 車

【概 要】 中央アルプスの中央付近にそびえる山です。主な登山ルートは「駒ヶ根市

      の菅の台登山口から尾根伝いに登るルート」と「中央アルプス千畳敷から

      稜線を縦走するルート」の2ルートです。このうち稜線ルートは岩場が多

      くかなり厳しいルートです。登山技術や体力に自信の無い方には菅の台登

      山口からのルートをお勧めします。出来れば1泊2日で予定を組むのが良

      いと思います。

      また稜線歩きを楽しむのなら、空木岳登りとは別の日に千畳敷~檜尾岳を

      往復することをお勧めします。檜尾岳は千畳敷空木岳の間に在るピーク

      です。

      山頂や稜線からは、南アルプス八ヶ岳・奥秩父御嶽山 等が一望でき

      ます。

【記 録】

空木岳を登るに当たり「菅の台登山口からのピストン」か「千畳敷空木岳縦走」か迷ったのですが、稜線縦走の魅力に勝てず「千畳敷空木岳~菅の台登山口」ルートにしました。

前日の夜、菅の台登山口(スキー場駐車場)に車を停めて仮眠を取り、翌朝徒歩で10分程掛けて宮の台バスセンターに向かいました。
この日の登山バスの始発は7:15、始発に乗りたかったのですが駒ヶ根駅から到着したバスには既に大勢の乗客が乗っていた為、約10分遅れの第2便に乗ることになりました。バス・ロープウエイを乗り継ぎ8:16ロープウエイ千畳敷駅に到着、千畳敷と宝剣岳の姿が見事です。天気にも恵まれました。

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千畳敷駅から望む宝剣岳です。

しばし千畳敷の景色を楽しんでから8:30頃空木岳に向けて出発です。まずは極楽平に向かってカール内の南側斜面を登って行きます。30分弱で極楽平の稜線に出ると目の前に御嶽山の雄姿が目に飛び込んで来ます。そこから少し南に進んで島田娘のピークに到着するとそこからはこれから縦走していく稜線が見えワクワクします。左を見ると甲斐駒ヶ岳~光岳の南アルプス・富士山・八ヶ岳・奥秩父の山々がはっきり見えます。

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島田娘から見える、空木岳へ続く稜線。
遠くに見える2つのピークの内、左側が空木岳です。

景色を楽しみながら11:15頃檜尾岳に到着し、休憩を兼ねて昼食です。いつもの事ですが「景色が良いと飯も旨い」です。

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檜尾岳から観た空木岳


ところがここからが大変でした。檜尾岳~空木岳の稜線はアップダウンや岩場が多くタフなコースだと承知はしていたのですが、想像を遥かに超えたタフさでした。急な岩の登り下り・絶壁トラバース等の連続に心を折られそうになりながら、それでも何とか進んで行きます。

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熊沢岳付近から千畳敷方面を観た稜線です。

熊沢岳・東川岳を超え、最後の急坂を下り15:30頃宿泊地の木曽殿山荘に到着しました。当日の同宿客約20名は殆どが千畳敷から縦走して来た方々だったのですが、口々に「キツカッタ」旨の話をしていました。その中で或る御夫婦間の会話の中に「エラカッタ」という聴き馴れた言葉が! すかさず「静岡の方ですか?」と尋ねました。島田の方でした。

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木曽殿山荘。
近くに義仲の力水という湧水が有ります。木曽義仲がこの鞍部を超えたとか・・・

余りにも疲れたこととコロナ対策で会話を控える雰囲気が有ったことで、「山菜ごはんとおでん」の夕食後直ぐに横になり、そのまま眠りに付きました。

翌日は朝食後5:25頃空木岳に向けて出発です。この空木岳への登り道も昨日の縦走路同様厳しい岩場が多いです。慎重に登って行き7:45頃着空木岳山頂に到着しました。山頂からの眺望も素晴らしいです。ここまでの稜線から見えた山々に加えて、これから下りて行く池山尾根周辺の箱庭の様な景色も良いです。昨日歩いて来た稜線も見えました。

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空木岳山頂です。

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空木岳山頂から観た御嶽山

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前日に歩いた稜線です。

山頂には誰も居らず登って来る人も居ない様子なので、自撮りを済ませ7:55頃菅の台に向けて下山を開始しました。10分程下ると駒峰ヒュッテに到着し、ここから尾根路と谷路に分かれます。私は山頂から見えた空木平避難小屋が印象に残っていたので、その避難小屋を経由する谷道を選びました。8:55空木平避難小屋に到着、小休憩して直ぐに出発しました。ここからは林の中の道となり見通しが効きません。面白味は無いのですが一方でこちらの登山道は前日の稜線と異なり総じて登り下りしやすいです。一部鎖場が有りますがさほど難しくはないです。ひたすら稜線に沿って林の中を下って行き11:15頃本来の登山口に到着、この登山口迄の車道が通行止めになっている為に更に下って行き車を停めて置いた菅の台登山口(スキー場駐車場)に12:00頃到着しました。
その後、菅の台バスセンターから少し登った所に在る早太郎温泉こまくさの湯で温泉、インターチェンジ近くの某店でソースカツ丼 を楽しみ帰路に付きました。