ヤタゴラスの外出日記 ~山 旅 ゴルフにスポーツ観戦~

兎に角出かけるのが好き!山登りやら、旅行・ゴルフ・スポーツ観戦やら・・・ の外出記録です。

百名山制覇にトライ その62:五竜岳(八方池山荘から1泊2日)

【登山日】 2018年6月30日~7月1日

【ルート】 八方池山荘~山頂~アルプス平(単独行)

【時 間】 初 日  8:40頃八方池山荘出発~14:15五竜岳山荘到着

      二日目  5:10頃五竜岳山荘出発~10:25頃アルプス平下山

【天 気】 初 日  曇り→雨

      二日目  晴れ

【麓まで】 夜行バス

 

【記 録】

北アルプスに登るには時期が早いかな?(雪が残っているかな?)と思いつつ、某登山情報サイトのカキコミを参考に、残雪が最も少なそうな五竜岳に行くことにしました。
前日の金曜日、23:00新宿の都庁前を夜行バスで八方に向けて出発、翌5:35頃八方に到着、空は晴れていて八方の連山がくっきりと見えました。

トップシーズン前なのでゴンドラは8:00運転開始です。それまで食事・身支度・仮眠などをしながら待っていたところ山に雲が掛かり出してしまいました。天気予報は曇り、残念ながら当たりです。 *尚、二日目の予報は晴れ!

定刻となりいよいよゴンドラで麓を出発、ゴンドラと二つのリフトを乗り継いで緑の八方尾根スキー場を登って行きます。兎平とか黒菱とか30年以上前にスキーで訪れた時に聞いた地名に懐かしさを感じました。時々雲の切れ間から白馬の連山が見えます。雄大さに感動しました(スキーで来た時は山にはまったく興味が無かったなぁ)。そして出発地点の八方池山荘に到着。最後の身支度をして8:40頃登りを開始しました。

最初は木の階段が良く整備されたハイキングコースを登って行きます。メッチャ登り易いので登攀速度を300m/h程度に保つように心がけながら登って行きました。残念ながら下界も山並も霧に隠れていました。また八方池は未だ雪の下でした。八方池を過ぎるとハイキングコースから岩が多い本格的な登山道に変わります。雪渓も多く残っておりなかなか登攀速度が上がりませんでした。

11:25稜線に出ました。すると何と!急に視界から霧が消えました。稜線の西側は晴れていて、唐松岳はもとより立山・劔がくっきり見えました。只、残念ながら五竜岳迄の稜線は霧に隠れて見えず でした。

11:30唐松岳山頂小屋に到着、天気が心配なので「先を急ごう」と北に見える唐松岳には登らずに五竜に向かって南下することにしました。
しばし休憩後いよいよ今回の山行きでの最難関の牛首に取り掛かります。足がすくむ様な絶壁をトラバースしたり登り下りしたり、かなり怖さを感じました。鎖につかまりながらゆっくり慎重に進んで行きました。牛首の終わり頃に道を間違え危険な崖に出てしまったのですが、後続の方のアドバイスで無事登山道に戻ることができて事なきを得ました。反省&感謝!
牛首を過ぎると比較的緩やかな稜線が続きます。気が付くと一面曇り、そしてついには雨が降り始めてしまいました。只幸いなことに本降りになる前の14:15頃に五竜山荘に到着。唐松岳をパスして良かったと思いました。受付を済ませて寝床に行くと、6人スペースに布団が4組。空いていて良かった! しばし微睡んだのち夕食です。いつものことながら、どうってことの無いハンバーグ定食がメッチャ美味かったです。翌日の天気予報が引き続き「晴れ」であることを確認したのち19:00には布団に入りいつの間にか寝付いていました。

翌日は4:15起床。山荘の外に出るとなんとピーカン! 東は一面の雲海で西は山並が良く見えます。太陽は雲海から顔を出しているのですが、五竜岳山荘の東側に有る白岳に隠れていて、反対側の五竜岳の山頂付近だけが日を受けて赤く染まっていました。余りもの絶景に息を呑みました。

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       五竜岳山荘より、 白岳~五竜岳のパノラマです。

 

朝食・身支度後貴重品と若干の飲物を持って5:10に五竜岳山頂に向けて出発です。約一時間で山頂に到着、劔・立山・薬師・水晶・槍・鹿島槍、遠くには御嶽・南アルプス・霊峰・八ヶ岳妙高・火打、そして唐松が一望に見えました。富山湾やその先の能登半島も!またまた大感激!!八峰キレットもしっかり目に焼き付けました(絶対行かないけど)。

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             五竜岳山頂、後ろは立山連峰です。

 

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           八峰キレットを挟んで 鹿島槍方面です。

 

20分程景色を楽しみ6:40頃下山を開始。下りは遠見尾根を選びました。始めは多くの雪渓に難渋しましたが、雪渓帯を抜けると下り易い登山道となります。そのころから霧の中に入りました。何回か登り返しに苦しんだのち、気が付くと霧を抜け下界がくっきりと見えました。まるで箱庭。この景色もスキーで訪れた時には気に留めなかった・・・(-_-;)。ここからは長い階段の道となり10:25アルプス平に到着。想定より2時間程早い到着でした。
ゴンドラ・食事(豚角煮・蕎麦・とろろ)を挟んでシャトルバス・大糸線・特急あずさ・中央線を乗り継ぎ、明日の仕事に備えて大手町で宿泊、充実の山行でした。