百名山制覇にトライ その63:鹿島槍ヶ岳(扇沢から1泊2日)
【登山日】 2018年8月3~4日
【時 間】 初 日 4:55頃扇沢出発~14:45頃冷池山荘到着
二日目 5:10頃冷池山荘出発~9:10頃扇沢下山
【天 気】 初 日 曇り
二日目 晴れ
【麓まで】 夜行バス
【記 録】
前日の木曜日、22:30竹橋を夜行バスで出発し新宿経由で扇沢へ向かいました。扇沢には翌4:15頃到着、トイレ・食事・洗顔・着替えを済ませながら明るくなるのを待って4:55扇沢を出発です。雲一つない好天!車道を1km程歩き、登山口で登山届を出していよいよ登山道に入ります。
最初は尾根に沿って比較的急な林間の登山道を葛折につらつらと登って行きます。急ですが石や階段で整備されていて登り易いです。”高い段差”が全く有りません。しばし登っていくと時々林が切れて扇沢の駅や針ノ木岳/鳴沢岳がくっきり見えます。途中で会った方から「針ノ木岳/鳴沢岳の縦走コースは黒部ダムを眼下に見渡せて絶景ですよ」との話を聞きました。百名山制覇が終わったら行こうと思います。またしばし登って行くと、石がごろごろした緩斜面になりますがすこぶる歩き易いです。この石も整備した結果かな? その後土の緩斜面(というよりときどきほぼ水平)、そして沢を幾つか超えると再び急斜面、これを登り切って8:10種池山荘に到着しました。着いてみたら、立山連峰・鹿島槍の山頂は雲の中でした。残念。それでも爺が岳から冷池山荘に繋がる稜線はクッキリ見えました。この稜線は黒部峡谷と長野側を分ける分水嶺だと思うと考え深い。学生時代に読んだ新田次郎の小説を思い出しました。
8:20種池山荘を出発し、爺が岳南嶺・中嶺を登って、北嶺は巻いて、時々姿を見せる劔や槍を楽しんで、また狭い稜線を楽しみながら進んで、10:20冷池山荘に到着しました。受付を済ませ・昼食にラーメンを食べ(まずい、塩分が少ない)・携帯食と水分と念の為のランプを持って、11:20鹿島槍山頂に向って出発です。基本的にガレ場が多いのですが甚だ登り易い径を進み12:45頃山頂に到着しました。
鹿島槍ヶ岳山頂です。
山頂に着いた時には今まで雲の中だった鹿島槍山頂はすっかり晴れていました。ラッキーでした。只周囲の山々の山頂は雲の中でした。五竜岳・唐松岳に続く稜線を観るのを楽しみにしていたのですが残念ながら五竜岳・唐松岳共に山頂までは見えませんでした。まあ先日五竜側から見た八峰キレットの大部分は見えたし、写真で良く見る爺が岳側の稜線は良く見えましたので、「良し」です。
鹿島槍山頂(南峰)に1時間程居て、13:4頃下山を開始し14:45冷池山荘に再到着。2時間程まったり過ごして・夕食を楽しみ・またまったり過ごしていると、立山連峰の雲が晴れ、立山・劔・薬師岳がくっきり見える様になりました。黒部峡谷は雲海の下。良い景色に会えました。空が暗くなるのを待って星を楽しみ・明日の好天を祈って19:30頃就寝しました。
翌日は4:00に起床しました。空が白み始めていたので外に出てみると、東の空を除いて雲一つない好天! 立山も鹿島槍も爺が岳も稜線もしっかり見えました!!但し東のそらの雲が邪魔して朝焼けはイマイチでした。
食事を済ませて5:10冷池山荘を出発、景色を楽しみながら種池山荘に到着。
爺が岳付近から種池山荘を望みます。
名残り惜しいのですがここで稜線と別れて林間の登山道を下り戻り8:55頃登山口を通過し、9:10頃扇沢駅に到着、ソフトクリームと炭酸を楽しんでから9:30発信濃大町行の路線バスで自宅の静岡への帰路に付きました。またまた満足の山行でした。
<余談1>
鹿島槍ヶ岳の山頂で一緒になった台湾人約20名の初心者団体が、扇沢から猿倉まで縦走中との事。ビックリ!俺も八峰キレットや不帰キレットを走破できるのかなぁ・・・
<余談2>
夕食後の談話室に行ってみると、「世界で一番偉いのは俺だ」的なオヤジが、たまたま同席していた人に向かって完全に上から目線で山登りのウンチクを垂れていました。その同席者が居なくなると、今度は別の人に話掛けてまたまたウンチクを・・・。 山荘あるある。心のなかで爆笑しながら、加藤文太郎を連れて来て紹介してやろうか!?と思いました。
<余談3>
松本駅で人気のから揚げ店に入ってから揚げ定食を食べたのですが、頭がおかしい程の大盛(-_-;)。腹一杯になりました。