百名山制覇にトライ その５４：焼岳（上高地から日帰り）
【登山日】 ２０１７年９月２日
【時 間】 ５：１５頃出発～１２：４５頃下山
【天 気】 晴れ
【麓まで】 夜行バス
【記 録】
前夜新宿を出発した夜行バスが、５：１５頃上高地帝国ホテル前に到着、雨予報でしたが、何と雨は降っておらず、白みかけた空には青空も見えました。田代橋近くの屋根付ベンチと公衆トイレを使って朝食・身支度をして５：４５頃出発しました。
まず砂利敷の車道を１０分程歩いて行くと焼岳登山口に到着します。そこから林に入って行くのですがすこぶる平坦で全然高度が稼げません。それでも徐々に傾斜がきつくなっていき２時間程登ると絶壁が現れます。絶壁を左に回り込む様に道が出来てはいるのですが、それでも垂直の梯子が有ったりで結構険しく、また楽しめました。絶壁を過ぎると視界が開け、草間のつづら折りの道を少し登っていくと山小屋が有る稜線の鞍部に到着します。とは言ってもこの鞍部は木々が豊富で視界は全く有りません。鞍部を素通りして緩やかな稜線を登っていくと直ぐに再び視界が開けます。振り返ると穂高連山と上高地の全景が良く見えました。また雲海の向こうにはこの前登った笠ヶ岳がくっきり見えました。そして目の前には険しい焼岳が！硫黄の臭いもして来ました。
ここからは岩場・ガレ場・つるつるの硫黄っぽい土の道が続き結構登り難かったです。慎重に登って行き、最後の岩場をよじ登って９：１５頃山頂に到着しました。
焼岳山頂です。 山頂付近からの上高地全景。
晴れた景色を十分楽しんだのち９：４５山頂を出発、途中穂高連山・上高地の景色を楽しみながら下って行き、１２：４５に田代橋に到着しました。それにしても下りで多くの外国人とすれ違いました。さすが上高地です。
その後上高地を散策している最中に何故か笠ヶ岳下山後に食べた醤油ラーメンの美味しさを思い出し、上高地で醤油ラーメンがメニューに有る店を探してみたのですが、バスターミナルにも河童橋周辺にも無く、ようやく見つけた味噌ラーメンで代用して昼食を済ませました。
昼食後、河童橋から徳沢に向かい、1時間１５分程で徳沢ロッジに到着。チェックインして湯船を楽しみ、大部屋だけどカーテンで完全に仕切られた完全予約制のベッドでまったりしていたら夕食の時間となりました。この夕食が旨かった！鮎の塩焼き（但し冷えていた）・肉汁タップリのハンバーグ・蕎麦・煮物等を楽しみました。
徳沢ロッジ。 夕食。美味い。 朝食。これもGood。
さて明日はいよいよ槍ヶ岳です。
（その５５：槍ヶ岳に続く）
＜上高地行の経緯＞
その前週、海外出張で土日を潰してしまった事も有って、月曜日に休暇を取り土～月の３連休になりました。水曜日に天気予報をチェックしたら、松本方面は「土曜日朝のみ雨でその後は晴れ」の予報。そこで２泊３日で上高地に行く事にしました。
土曜日の宿を事前に確保しようと思い調べてみたら、完全定員制の徳沢ロッジに空きが！ そこで、夜行バスと徳沢ロッジを予約し、土曜日に焼岳に登ってから徳沢に泊まり、日～月で槍ヶ岳に登る事にしました。これで混雑する土曜日の山小屋に泊まらなくで済みそう･･･ 先日笠ヶ岳でご一緒した方の情報から、槍ヶ岳に登る自信も付いていました。
金曜日、仕事が終わってから一旦家に戻り荷物を持って福島から新宿へ移動し、夕食・買い出し後２２：２５バスタ新宿を夜行バスで出発しました。予約した３列シートはすこぶる快適です。広くて毛布も付いています。計５時間程寝ることが出来ました。
＜余談＞
徳沢ロッジでの夕食時、食事の時にたまたま隣合わせになった女性とお互いの行程などを話していたら、その女性が怪訝な顔をしながら、「焼岳には入山規制が掛かってますよね」と。当方そんな話は全く知りませんでした。
「写真をお見せしながら、私以外にも沢山の人が居ましたよ」と答えたら、その女性は「明日焼岳に登ります！」とのことでした･･･が、さて入山規制の有無はどちらが正解？
･･･後日調べてみたところ、結局山頂から離れた場所に規制箇所が有りました。
