ヤタゴラスの外出日記 ~山 旅 ゴルフにスポーツ観戦~

兎に角出かけるのが好き!山登りやら、旅行・ゴルフ・スポーツ観戦やら・・・ の外出記録です。

百名山制覇にトライ その73:奥穂高岳(上高地起点に1泊2日)

【登山日】 2019年8月4~5日

【ルート】 上高地(岳沢ルート)~奥穂高岳山頂~上高地(横尾ルート)

【時 間】 初 日  6:00頃上高地BT出発~14:15頃穂高岳山荘着

      二日目  5:15頃穂高岳山荘出発~10:50頃上高地BT着

【天 気】 晴

【麓まで】 電車・高速バス

【概 要】 上高地・涸沢・穂高連山、百名山の中でも代表的な名山だと思います。

      槍ヶ岳も合わせ、何回でも訪問したくなります。

      宿泊日は8月4日日曜日。トップシーズンで穂高岳山荘の混雑を覚悟

      していたのですが、結果的に一人一枚の布団に恵まれました。

 

【記 録】

前日夜、21:50大宮駅西口発の登山バスで上高地に向かいました。幸い2人掛けの座席を一人で使うことができ、車内では良く寝れました。バスをネット予約する際、出発日直前に予約した上、隣が空いている席を狙って座席指定したのですがそれが当たりました。
翌日5:30頃上高地バスターミナルに到着、絶好の天気です。登りは上高地のパノラマを観ようと思い岳沢の重太郎新道ルートを選択、朝食・帰りの新島々駅行きのバスの予約・トイレ等々を済ませ6:00頃上高地を出発しました。河童橋を渡って遊歩道を数分歩くと岳沢の登山口に到着、まずは林間の緩斜面を登って行きます。基本的に沢沿いの登り道なのですが、沢と云っても雪渓の沢(夏場は雪は消えます)、徐々に傾斜がキツクなっていきます。只登山道が良く整備されていてすこぶる歩き易いです。バスターミナルから2時間程で岳沢小屋に到着しました。この小屋にある展望バルコニーからは上高地を挟んで正面に乗鞍・右に焼岳が見え良い感じです。この構図は後の吊り尾根迄続きます。尤も当日は途中からガス勝ちになってしまい乗鞍は霞んでいました。

岳沢小屋からは葛折の急坂を登って行き、1時間程でいよいよ重太郎新道核心の岩場が出て来ます。時には階段上り・時には岩登り(鎖も有り)を繰り返し、岳沢パノラマで上高地のパノラマ風の景色を楽しみ・雷鳥平を超えたところで雷鳥に出会い・岳沢小屋から3時間程で紀美子平に到着しました。

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             岳沢パノラマからの景色

 

さて、元々前穂高はパスする計画だったのですがここまで来るとやはり前穂高に寄りたい! でも目の前に見える奥穂高までの道はまだまだ厳しいし、実は体調は万全では無い・・・ 思案する事約5分、やはり前穂高は止めにして吊り尾根を奥穂に直行することにしました。それにしても目の前に見えるジャンダルムの厳しさと云ったら・・・。

さて吊り尾根の登山道、尾根と云っても実際には尾根から南西側に少し下がった位置に径が作られています。絶壁の岩場を超えなければならない場所が何か所か有るのですがおおむね歩き易い緩斜面が続きます。

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    ザイデングラートから観た吊り尾根。名前の由来が判ります。

 

奥穂の本斜面に取り付くころになると急斜面となり、終盤の急な岩場をよじ登り切って南稜に到着すると、目の前に奥穂高の山頂が見える様になります。最後はガレた径を登って行き、13:15頃山頂に到着しました。霧勝ちだったのですが、ジャンダルム・西穂高・前穂高涸沢岳・北穂高・常念辺り迄は良く見えました。

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      奥穂高の山頂で記念撮影。山頂祈願も済ませました。

 

しばし景色を楽しみ、ジャンダルムを超えて来た方と談笑し、恒例の山頂祈願を済ませ、13:40頃山荘に向けて下山を開始、14:15頃山荘に到着しました。トップシーズンなので穂高岳山荘が宿泊客で混んでいることを覚悟していたのですが、当日は一人1枚の布団を確保することができました。なんでも前日は二人で1枚だったとか・・・。宿泊した日は日曜日、チョット無理して有給休暇を取った甲斐がありました。 

受付後バルコニーから涸沢を見下ろし何故かチョッとした優越感を感じていたら、たまたま横に座っていた2人連れの方々が同じような会話をしていました。思わず写真を撮りました。f:id:yatagorasu:20190805220919j:plain

              穂高岳山荘からの涸沢。

 

長休憩後涸沢岳に登ろうと思っていたのですが西側から霧が吹き上げていて、また槍沢方面には雲が掛かっていたので景色には期待が持てないと思い止めました。

夕飯は、メンチカツ・豚角煮・焼魚等・・・充実していました。いつものことですがどうってことない味が山小屋では最高に美味しく感じます。それにしてもたまたま隣になった方の食べる遅さに閉口。その方が食べ終わるまで席を離れず付き合った結果、お茶を5杯は飲ませて頂きました(-_-;)。夕食後は夕日を期待していたのですが生憎西側は深い霧、諦めて横になっていたらいつの間には寝入っていました。多分19:00頃の就寝だったかと思います。

2日目、途中何回か目を覚ましつつ4:15頃起床しました。東の空が色付き始めたばかりの時間帯なのですが、いつもの如く山小屋の朝は早く、隣の方は出発済・廊下はバタバタ、私も行動を開始し4:45には出発準備を整えて5:00からの朝食の列に並び、結局4:55頃から食べ始め・食事中にご来光となったので食べ終えてから外に出て朝日と朝日を浴びる山肌を楽しみ(生憎霊峰富士は見えず)、5:15頃上高地に向けて下山を開始しました。昨日にも増して好天です。下りのルートは涸沢経由、まずは階段状の石の坂道を下って行き、次に難所と云われるザイデングラートを下って行きます。難所と云うことで身構えていたのですが、重太郎新道と比べたら楽な事楽な事。この程度の斜面は東北の山々には普通にあります。これを難所とするとは・・・つくづく「北アルプスの登山道は良く整備されている」ことを感じました。

出発後2時間弱で涸沢に到着、なんと広い登山基地なんだろうと感動ました。そして涸沢カールの雄大さ!

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   涸沢ヒュッテからのパノラマ写真 ですが、良く現わせていませんね。


そこからは短い雪渓を渡り、緩やかな登山道を下って行き、9:45頃横尾に到着。そこからはだらだら道を歩いて行き11:50上高地バスターミナルに到着しました。
予約していたバスは14:05発だったのですが、11:30発のバスの席が空いていたのでバス便を変更し、幸か不幸か乗り継ぎが良くてゆっくり食事する時間もなく、昼食はコンビニおにぎりで済ませ、予定より早く17:30帰宅しました。

今回も色々な絶景に出会えました。「上高地穂高連山・槍」百名山制覇が終わったあとでユックリ再訪したいと思います。