イエローナイフでオーロラ鑑賞 ~鑑賞確率を上げる方法~
旅行で3~4日程度イエローナイフに行って、確実にオーロラを観ることができるのだろうか?についての話です。
【高確率でオーロラを観ることはできる!】
実際に3泊4日でイエローナイフに行って感じたのですが「頑張ればかなりの高確率でオーロラを観ることが出来る」と思います。良く3泊4日で鑑賞確率95%と云われますが、あながち間違ってはいないと思います。
ではどの様に頑張れば良いのか? それは、「冬に行って・天気予報で”夜晴れている”時間帯を調べて・その時間帯は寝ずに15分毎に空を見る」 ことです。
その根拠を、オーロラを観るための3要素に従って話をしたいと思います。
要素①オーロラが発生すること:当たり前のことですね。この自然現象は人間がコントロールできるものではなく、季節を問わず・昼夜を問わず、いつ発生するのか分かりません。但しオーロラの発生源となる太陽からの電子線の強さを向こう数日間予報するwebサイトがありまして、そのサイトからある程度発生しやすい日を知ることはできます。
要素②暗いこと(=夜であること):いくらオーロラが発生したとしても暗くなければそのオーロラの光を見ることはできません。夜しか見えないのです。従って夜が長い冬場に行くべきです。
要素③晴れていること:オーロラが発生して周囲が暗くても雲が掛かっていれば見えません。晴れていなければ見えないのです。従って晴天率の高い冬場に行くべきです。また1時間毎の天気予報でどの時間帯が晴れやすいのかを把握して、その晴れ予報の時間帯は寝ずに定期的に空を見上げると良いです。オーロラは一度発生すると大概30分程度は光り続けます。従って15分毎に空を観ていればオーロラを見逃すことはまず無いです。
【ツアーに頼るだけでは鑑賞確率は上がらない】
イエローナイフには深夜のオーロラ鑑賞ツアーを催行してくれる会社が数社あって、オーロラ鑑賞に訪れる人たちの殆どはそのオーロラ鑑賞ツアーに参加することになります。ところが、そのツアーの鑑賞時間は3時間~4.5時間程度でして、この時間帯にオーロラが発生しなければ見逃してしまいます。
一方冬場のイエローナイフの夜は長く、優に15時間以上は暗い時間帯が続きます。鑑賞ツアーの時間帯に空を観るだけではオーロラ鑑賞チャンスの20~30%程度しか活用していないことになるのです。
ツアーに頼るだけではなく、ツアーの時間帯以外も頑張って寝ずに空を観続けると鑑賞確率は上がります。
実際に私がイエローナイフに滞在した3泊の間のオーロラ発生時間を整理してみます。
オーロラ発現時間 | ツアー鑑賞時間 | ツアーで観れた? | |
---|---|---|---|
1日目 | 3:30頃-4:40頃 | 21:30-2:15 | × |
2日目 | 18:00頃-4:15頃 途中消失 | 21:30-2:15 | 〇 |
3日目 | 2:20頃-3:40頃,5:10頃-7:10頃 | 21:30-2:15 | ×(ギリギリ) |
*Webサイトauroramax.comの2023/1/20-22を参照下さい。
全ての日でオーロラは発現しているのですが、ツアーの時間帯に確実に観ることができたのは1日だけです。1日目と3日目の2日間はツアーが終了した後に発現しています。特に3日目は昼間からずっと雪が降ったり曇ったりしていたのですが、徐々に晴れて来てオーロラが出現しています。
ツアーが終了してホテルに戻った後も、寝ずに屋外の極力暗い場所で空を見上げ続けていれば、オーロラを観ることができる確率が上がることが判りますね。
体力的にはかなりキツイのですが、昼間に睡眠を取ったり、夜には曇が出ている時間帯は休憩を取ったり・・・ 色々体力温存の工夫をしながら頑張ればオーロラを観る確率を上げることができます。
【最後に】
折角オーロラを観るためにはるばるイエローナイフに行くのですから、何とかしてオーロラを観たいですよね。少しでも、その為の参考になれば・・・
また、私のオーロラ鑑賞旅行記は別の記事で書きたいと思います。