百名山制覇にトライ その６６・６７：間ノ岳・北岳（広河原から１泊２日）
【登山日】 ２０１８年９月１７～１８日
【ルート】 広河原～北岳山荘～間ノ岳山頂～北岳山荘（泊）～北岳山頂～広河原
【時 間】 初 日 ７：００頃広河原出発～１５：３５頃北岳山荘着
二日目 ６：００頃北岳山荘出発～１０：４５頃広河原着
【天 気】 晴れ時々霧の中
【麓まで】 登山バス
【記 録】
前日宿泊した甲府駅前のホテルで３：４５に起床して身支度後４：１５ホテルを出発、コンビニで朝食を買ってから４：３５甲府駅前発の登山バスで広河原に向かいました。バスは２台編成で車内のスペースは余裕が有りました。何でも前日は大変混んでいて、５台編成だった上に立ち客も居たとの事です。朝食は芦安駐車場を過ぎた頃に車中で済ませました。
６：２５に広河原に到着、トイレは男性側のみ列が出来ていました。山中では男性が圧倒的に多いので当たり前なのですが･･･。身支度後７：００に広河原を出発、名所になっている吊り橋を渡り、林間道をしばし登ったのち大樺沢コースへ進みました。水量豊富な大樺沢を観ながら、そして時々沢に掛かる橋を渡りながら林間の土・石・小川の道を登って行きまく。すこぶる歩き易くペースアップしない様に気を付けました。進んで行くと、徐々に木がまばらになり、また同時に傾斜も徐々にキツくなり、そして二俣に到着、そこからは左俣コースを選んで坂を登って行きました。振り返ると鳳凰三山が綺麗に見えました。傾斜は益々急になります。メッチャキツイです。終いには木製の階段が連続し体力を奪われます。やっとの思いで尾根に出てもそこからは”八本歯のコル”の急坂！！ 間ノ岳に向かうトラバース道への分岐にたどり着いたとき、体力回復の為に迷わず長休憩を取りました。そこからは斜度の少ないトラバース道を進みます。一部絶壁に道が作られた危険な箇所も有ります。慎重に進んで行き１２：１０頃宿泊地の北岳山荘に到着しました。チェックイン後昼食にカレーライス1,000円を頂きました。どうってことの無いカレーライスがメッチャ美味く感じました。山行ならでは です。
その後しばし休憩しながら同室になった方々とこれからの予定についてあれやこれや話をしました。
①明日朝未明に間ノ岳に登って山頂でご来光
等様々･･･。この内③のパターンに決めて、同じ選択をしたご年配の方に遅れること約５分、１３：００頃間ノ岳に向かって出発しました。すこぶる歩き易い標高差約250m程の稜線を進んで行きます。 件の方はかなりの健脚で結局５分の差は縮まりませんでした。
稜線を進んでいる最中、徐々に霧が立ち込めて来てしまいました。１４：２０頃間ノ岳山頂に到着。残念ながら360度霧で真っ白でした。
間ノ岳山頂。一面霧でした。
写真撮影を済ませて１４：２５にソソクサと山頂を出発し１５：３５頃北岳山荘に戻りました。北岳山荘も完全に霧に囲まれていました。明日の好天を願いながらまったりと時間を過ごし１９：００頃就寝しました。
翌日は４：３０に部屋の電気が点き起床、身支度後５：００から朝食を取ったのち、山荘の外でご来光を待ちました。徐々に明るくなって来ると、期待通り上空には雲が無く下界には雲海が広がっていました。そして５：３０過ぎにご来光、赤岳や間ノ岳の山肌が徐々に朝日に染まって行きます。メッチャ綺麗です。山頂近くに泊まらないと見えない景色、山荘泊は止められません！
６：００北岳山荘を出発、例のご年配の方が少し先に見えました。またまた差が縮まりません。急坂を登り６：４５頃北岳山頂に到着しました。
北岳山頂です。絶景でした。
そして北岳山頂には、何と３６０度のパノラマが広がっていました。雲海に山々が浮かびとてつもなく綺麗！ 近くは、鳳凰三山・間ノ岳・塩見岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒が岳、 空気が澄んでいるせいか遠くに 霊峰富士・中央アルプス・御嶽山・乗鞍岳・穂高連山・槍が岳・後立山・八ヶ岳・・・ 北岳から間ノ岳・鳥倉岳に続く稜線も見事に見えました。 凄い！の声が止まりません。期待以上の景色でした。
雲海に浮かぶ霊峰富士です。
山頂で待っていてくれた件の先輩と写真を取り合い、居合わせた方々と ”良かった良かった” と言い合いつつ時間を過ごしました。本来この日は出勤日、思い切って休暇を取って良かったです！ 仕事をしてくれている同僚に感謝感謝！！
７：１０頃北岳山頂を出発、出発してしばらくすると霧が出始めました。超絶景が見えるのはやはり早朝、これも山荘泊が止められない理由の一つです。
登りとは違い肩の小屋・草すべり・御池を通り急坂の尾根を下り１０：４５頃広河原に下り着きました。ここでも例の先輩と一緒になり、色々な山の経験談を教えて貰いながら時間を過ごしました。
１２：００発のバスで広河原を出発し、１３：４５甲府駅に到着、駅近くの蕎麦屋で”もつ煮”を食しました。なんでももつ煮の元祖との事、本当か否かは別として美味かったです。その後電車に乗り東京駅経由で福島へ戻りました。
３日間すこぶる良い山行きでした。
