ヤタゴラスの外出日記 ~山 旅 ゴルフにスポーツ観戦~

兎に角出かけるのが好き!山登りやら、旅行・ゴルフ・スポーツ観戦やら・・・ の外出記録です。

百名山制覇にトライ その52:笠ヶ岳(新穂高温泉から1泊2日)

【登山日】 2017年8月10~11日

【ルート】 新穂高温泉~山頂~新穂高温泉(単独行)

【時 間】 初 日  6:00頃出発~15:20頃笠ヶ岳山荘

      二日目  5:30頃出発~11:10頃下山

【天 気】 曇り

【麓まで】 夜行バス

 

【記 録】

夏休みに入る前日の8/9、18:30に福島の自宅を出発し、途中で食事を済ませたりしながら21:45頃新宿駅に到着、一部の荷物をコインロッカーに預けて、コンビニで翌日の朝食と行動食と飲物を仕入れて、22:30頃夜行バス集合場所に到着しました。23:00新宿を出発、北アルプス方面の天気は雨模様、天気の心配をしつつバスの中では4時間程寝たと思います。

5:30頃新穂高温泉に到着し、空を見上げてみるとなんと快晴! この快晴がいつまで持ってくれるかな?と思いながら、朝食を済ませ・身支度をして6:00頃新穂高を出発しました。
まずは普通の車道を登って行きます。舗装箇所あり・ダート有り。55分程でで笠新道入口に到着します。笠新道入口脇に水量豊富な水場が有ったのですが、十分な飲物を持っていたので「帰りのお楽しみ」にしました。
さて笠新道は北アルプス3大急坂との触れ込みです。登山道の傾斜はさほどでもないのですがとにかく長い!! まずは林間の坂道を標高差1000m程登って行きます。で、途中で何と酸欠状態になってしまいました。気を付けてはいたのですが飛ばし過ぎになっていたか? 大いに反省です。酸欠に気を付けながらゆっくりゆっくり登っていき杓子平に到着すると、目の前にカールを挟んで笠ヶ岳につながる稜線がくっきり見えました。まだ晴れています! また後方には、穂高連山・焼岳・乗鞍岳がしっかり見えていました。杓子平で高地慣らしの為に大休憩しようとも思ったのですが、天気の悪化が心配だったので酸欠を感じながらゆっくりゆっくり登って行くことにしました。

「1分程登っては休み、息が完全に整ったらまた登り始める」を繰り返しながら登って行きました。途中雷鳥に出会うことができ、また花も綺麗でした。

そうこうしている内にいよいよ霧が立ち込めて来て、周辺の山並を観ることが出来なくなってしまっいました。やはり夏山での行動は朝に限ります。

杓子平から標高差約300mを2時間程掛けて登り漸く稜線に到着しました。ここまではメッチャきつい斜面だったのですが、反面稜線は緩やかなアップダウンが続いています。霧で視界不良でしたがそれ以外は極めて快適です。1時間程稜線を歩き、最後少し登り14:30笠ヶ岳山荘に到着しました。山荘はかなり綺麗で、乾燥室・着替えスペース・歓談スペース・もの置き・トイレ等々快適です。
受付を済ませ小休憩してから、標高差約100mの霧に隠れた笠ヶ岳山頂に向かいました。ここでも「1分程登っては休み」を繰り返して行きます。じっくり時間を掛けて頂上に到着、一面霧の中記念の写真を撮ってから下り始め、15:20山荘に戻りました。山荘到着後一瞬だけ霧が薄くなって笠ヶ岳山頂が見えました。
途中から霧の中の行軍にはなりましたが雨に降られなかったのはラッキーでした。f:id:yatagorasu:20190430210725j:plain

               笠ヶ岳山頂。一面霧でした。

ところで、山頂近くでマウンテンバイクを担いだ人に遭遇しました。「?????」でした。

山荘に戻った後、着替えて荷物を整理して、宿泊する部屋に入ると、何と「一つの布団に2つのまくら」が用意されていました。更に割り当てられたのは2段ベッドの上段。憂鬱になりながら夕食を待っていると、「本日は4つの布団に5名です」のアナウンス、十分な就寝スペースが確保できてホッとしました。17:45から夕食、メニューは、唐揚げ2つ+小さい魚の切り身+添物6種+おしんこ+ごはん/味噌汁食べ放題+フルーツポンチ。十分でした。
夕食後しばしまったりしてから20:00頃消灯・就寝。しかし兎に角ベッドの2階は熱気が籠っていて暑い(-_-;)。せいせい寝ることができないのでベッドの2階から降りて床で寝ようとしたら、何と使っていない掛布団を発見。掛布団を床に引いてその上で安眠できました。

翌朝は3時過ぎにガサガサ音で目が醒めました。しばし横になったまま過ごし4時を過ぎてから起き上がって身支度を開始、4時半頃に外に出てみると一面霧でした(-_-;)。朝の景色を観るのは諦めて朝食を待つ列に並び何とか5:00からの第一陣の朝食にありつきました。生卵+海苔+添物系4種+おしんこ+ごはん/味噌汁食べ放題、これもまた十分過ぎる朝食でした。本当に山の食事は美味しいです(美味しく感じます)。

5:30頃山荘を出発し、稜線・急な下り坂・杓子平・標高差1000mの下り坂を行き、10:00頃笠新道入口に到着しました。杓子平から上は基本的に霧の中でした。稜線歩きのとき一瞬ですが数百メートル先迄見渡すことができた程度の視界状況でした。それでも2日目も雨に降られることなく終わり本当にラッキーでした。笠新道入口の湧き水は期待通り美味かったです。その湧き水で靴やストックを洗ったり行動食を食べたりしていると、山荘で隣になった方が下って来ました。新穂高迄その方に登山の事を色々教えて貰いながら歩いて行きました。今後トライする奥穂・槍・劔の話を教えて貰い、何となく「登れそうだなぁ」と自信が湧いて来ました。

新穂高到着後、着替え・温泉・食事(どうってことの無い醤油ラーメンなんだけどなぜかメッチャ美味い。塩気が堪りません)を済ませ、バスを乗り継いで松本駅へ。そこから特急あずさに乗って新宿へ。コインロッカーから荷物を取り出し、新宿駅近くの宿に入り、おにぎりで夕食を済ませ就寝。疲れました。

 

<夏休みに笠ヶ岳利尻岳に向かった経緯>

母校の野球部が県予選の準決勝で敗退してしまい、夏休みが空いてしまったので、色々検討した結果、前半に北アルプスの山・後半に利尻岳に登ることにしました。アルプススタンドが北アルプスに変わった感じです。いずれも天気予報は晴れ。山登り自体は3日間ですが、途中の移動を含めると6泊7日の旅行になりました。

まずは北アルプスです。まだまだ自身の登山能力に自信が無いので、比較的簡単に登れそうという理由で笠ヶ岳に決めました。夜行バス・フライト(4回)・東京/千歳/利尻/稚内のホテルを予約して、出発前日には荷造りも済ませましたが、何と出発当日の朝に北アルプス方面の天気予報が”雨”に変わってしまいました(-_-;)。つくづく山の天気との相性が悪いです(-_-;)。ゴルフではあまり雨に会わないのだけど・・・まぁ仕方が無い。

でも結局山行中雨には降られませんでした。

(その53:利尻岳 に続く)