百名山制覇にトライ その２４：トムラウシ山（短縮コース登山口から日帰り）

【登山日】　２０１５年８月１６日

【ルート】　短縮コース登山口～山頂～短縮コース登山口（単独行）

【時　間】　６：１５頃出発～１５：４０頃下山

【天　気】　晴れ→曇り→雨

【麓まで】　車（レンタカー）

【記　録】

3:30帯広駅近くのホテルで起床、身支度・チェックアウト後4:00借り続けているレンタカーで帯広を出発し山深いトムラウシ山へ最短距離で登れる「短縮コース登山口」に向かいました。朝食は時間短縮の為にコンビニで買って運転しながら済まします。5:30には着くと思っていたのですが、途中からダート道になってしまい、しかも更に途中からは車がすれ違えることが出来ないような狭い道、結局登山口に着いたのは6:00頃。身支度後6:15に出発となりました。天気予報が前日の晴れから曇りに変わっていたのが気がかり･･･

最初は林間のなだらかな道を登って行きます。尾根の中斜面も有ったけれどまあ極めて簡単な登山道でした。また雲海の景色がが素晴らしかったです。日差しも出て良い感じ･･･が、途中からは小川を登ったり、土が滑り易かったり、巨岩登りが有ったりで難しい山登りになっりました。更に雨が降り始めてしまいました。
ひとしきり登ると「トムラウシ公園」という場所に到着。公園と云っても人の手で作ったものではなく、自然が作ったもの。300ｍ×1000ｍ位の草原に、沼・岩・残雪が点在しています。ジブリの世界の様で幻想的でした。まるで風の谷です。今まで観たなかでも屈指の景観でした。苦労して登って来た甲斐がありました。更に登って行くと宿営地に出ました。ここも小振りながらトムラウシ公園と同じ様な景色で素晴らしいです。この様な場所に宿営したいと思いました（但しトムラウシの宿営地周り自体は汚れていることで有名です）。
そこから岩山をしばし登り10:45頃山頂に到着。久しぶりに疲れました。更に霧で景色は全く見えず、雨脚も強くなって来てしまいました。

　　　　　　　　　霧の中のトムラウシ山。北海道３山目。

結局今日も山系を観ることができないまま、11:05下山開始。この下山が困難を極めました。雨は強まるわ・道は滑るわで、転倒する事４回、顎を始めとして擦り傷無数、くるぶしの上まで深さのある泥や水たまりの中を歩き続ける・・・かつてトムラウシ山で起こった遭難事件が頭をよぎりました。全身泥だらけになりながら15:40何とか登山口に到着。登りより下りの方が時間が掛かってしまいました。幸い登山口に着いた時には雨が止んでいて、簡単に乾いた服に着替えることができました。大変な目に逢ったけど、登り切った達成感・景観の満足感･･･来て良かったと思います。
そこから、件のダートを含めて約150km運転して19:40旭川着。19:55の電車に乗って21:20頃札幌着。ホテルにチェックインして漸くシャワーを浴びることができました。まあ、その後はジンギスカンとラーメンで大満足でした。
翌日は、ホテルでゆっくりして9:30にチェックアウト、海鮮丼・焼き魚（銀がれい！）・ラーメンを堪能して、（仙台空港行きの席は予約が取れなかったので）羽田経由で帰宅。福島に着いたらまた雨、とにかく雨に祟られた旅行でした。
帰ってから泥だらけの服と靴をベランダで手洗い。子供の頃も良くこうして洗ったなぁ。母親に怒られながら。